概要
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学部長メッセージ

「知りたいこと」を追究し将来へ手渡す

松浦 彰

理学は、人間が本来持つ「知りたい」という好奇心に基づく活動により歴史の中で蓄積されてきた、私たちを取り巻く世界を動かす基本原理に関する知識体系です。理学部・融合理工学府(理学領域)では、数学・情報数理学、物理学、化学、生物学、地球科学の5つの学問分野から、この基本原理に取り組みます。

理学を学ぶという行為は、好奇心により知識を蓄積させてきた先人と対話することだと言えます。大学での学びの中で、ぜひ自分と同じ興味を持っていた先人を見つけましょう。さらに、学びのなかで抱いた自分ならではの問いを大切にし、それを解くための能力を身につけましょう。その能力を武器に皆さんが取り組む研究は、後人に伝わっていくものとなります。すなわち、理学部での学びと研究は、過去の知恵を受け継ぎ、発展させて将来へと手渡すプロセスなのです。

自然界の不思議に思いを馳せ、そのしくみを解き明かしていく。その過程は容易ではありませんが、うまく行った時の嬉しさ、楽しさは格別なものです。理学を一緒に楽しみ、未解明の課題にチャレンジしたいと考えている、皆さんを歓迎しています。

令和6年4月1日
千葉大学理学研究院長・理学部長
松浦 彰

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