2013年度(平成25年度)
コース名 地球科学コース
領域名 地球表層科学領域
教員名 宮内崇裕
電子メール tmiya理faculty.chiba-u.jp
※メール送信の際は、「理」を半角@に変更してください。
(1)研究論文など
論文
黒澤英樹・楮原京子・今泉俊文・宮内崇裕ほか(2012):2011年4月11福島県浜通りの地震いn伴う地表地震断層−いわき市田人町塩ノ平における露頭観察とボーリング調査(速報),活断層研究,No.36, 23-30.
著書
宮内崇裕・奥野淳一(2013):「第3章 海岸線環境の変化と湾岸都市の盛衰」,長田俊樹編「インダス−南アジア基層社会世界を探る」,地球研叢書,京都大学出版会,p.67-99.
その他(主題図)
廣内大助・金田平太郎・鈴木康弘・宮内崇裕・小荒井衛(2013):1:25,000 都市圏活断層図「亘理」,国土地理院技術資料D1−No.643.
熊原康博・石村大輔・石山達也・岡田篤正・宮内崇裕(2013):1:25,000 都市圏活断層図「高崎」,国土地理院技術資料D1−No.644,
(2)特別研究などの指導実績:卒業研究(学士)、大学院修士および博士学位取得人数
卒業研究(理学士) 2 大学院修士 1 大学院博士 0
(3)国際会議出席と招待リスト
なし
(4)教育業績
担当科目を順調に実施。
(普遍)コア科目「環境と地球7」
(専門科目)地学基礎実験A,地表動態学概論,地形学T,地形学実験U,卒業研究,地球科学演習
(大学院修士)地形学W,地表動態学特論,特別演習T,特別演習U,特別研究T,特別研究U
(大学院博士)地形学,特別演習T,特別演習U,特別研究T,特別研究U
(5)学会、国、県などへの協力,地域・社会と連携した教育・研究活動など
1.文部科学省・地震調査研究推進本部地震調査委員会委員(長期評価活活断層分科会):社会的・経済的に大きな影響を与える110の主要活断層から発生する地震の長期評価を継続的に行うとともに,それ以外の活断層を含めた地域単位の地震発生の長期評価を総合的に行っています。また,同時に同省公募による重点研究である「活断層補完調査」,「沿岸海域活断層調査」の選定技術委員も務めています。
2.国土交通省・国土地理院 全国活断層帯情報整備検討委員会(旧:都市圏活断層図作成調査検討委員会)委員:1995年の阪神・淡路大震災を契機に、活断層に関する情報の整備及び公開の必要性が高まったことに応えるため、国土地理院では、人口が集中し、大地震の 際に大きな被害が予想される都市域とその周辺について、活断層の位置を詳細に表示した2万5千分の1「都市圏活断層図」を平成7年より活断層の研究者と共 同で作成しています。
3. (財)地震予知総合研究振興会 活断層評価資料検討ワーキンググループ委員会委員(平成14年5月より現在に至る):1995(平成7)年1月の兵庫県南部地震とそれによる阪神・淡路大震災を契機として、地震対策の強化を図るために制定された地震防災対策特別措置法 (1995年7 月18日施行)に基づき、地震に関する調査研究を政府が一元的に推進する機関として、総理府に(現在は、文部科学省に)地震調査研究推進本部が設置されました。地震調査研究センターは、地震調査研究推進本部の活動の支援を行っています。主な業務は、地震調査委員会等の審議に資するための地震情報・データ収集・解析、および地震調査研究の成果や知識を普及するための広報です。
4.日本活断層学会理事: 地震防災や被害軽減の観点から重要度を増した活断層を科学する学会の運営にあたり,広報・渉外委員会委員長として学会の成果について広範は発信と社会への還元を進めています。
5.千葉大学房総研究会・千葉学ブックレット編集委員会委員:「千葉学ブックレット−県土と県民の豊かな未来に向けて」の継続的発刊により,国民が抱える現在と未来の課題に対して大学が教育と研究を介して応えていくことを目的とし,シリーズの企画・編集・刊行,広報活動を推進しています。
6.千葉大学図書館主催「1210あかりんアワ−」へ登壇し,憂慮される原発敷地周辺の活断層と海岸部を襲う直下型大地震」というアップデートな内容で6月11日に講演を行いました。
7.環境省・原子力規制庁(原子力規制委員会)に設置された「敷地内破砕帯の評価に関する有識者会議」委員に推薦を受け,2012年12月より各原発敷地内の活断層評価・現地調査に参加しています。今後の日本の社会・経済の動向に大きく左右する審議会ですので,培った知識を生かし貢献したいと考えています。
(6)特許(発明者名,発明の名称,出願日,出願番号,整理番号等)
なし
(7)その他
1. 岩波書店「科学」83巻4号に,原子力規制庁原発敷地内破砕帯評価有識者会議委員として「原発と断層」に関する質問と課題に関するコメントを寄稿
2. 「敦賀原発敷地内破砕帯の評価に関する有識者会議」の実施に伴う現地調査・評価会議に関連した取材記事多数。5月16日各紙朝刊全国版(1面)とテレビ各社報道ニュース。5月20日TBS「サンデイモーニング」にてコメント放映。
3. 社会技術社会論学会からの招待座談会(9月26日,東北大学にて)に出席し,「科学の不定性と東日本大震災」について,専門的立場からコメント(社会技術社会論研究No.10に印刷中)。