平成23年度（2011年度）
コース名 化学コース
領域名 機能物質化学領域
教員名 村田 武士
電子メール t.murata理faculty.chiba-u.jp
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（1） 研究論文などのリスト（印刷中を含む）
＜原論文（査読有り）＞
Natsuko Tokuda, Kiyohiko Igarashi, Tatsuro Shimamura, Takami Yurugi-Kobayashi, Mitsunori Shiroishi, Keisuke Ito, Taishi Sugawara, Hidetsugu Asada, Takeshi Murata, Norimichi Nomura, *So Iwata, and *Takuya Kobayashi (2011) Cloning, expression and purification of the anion exchanger 1 homologue from the basidiomycete Phanerochaete chrysosporium; Prot. Exp. Puri., 79, 81-87
Hidetsugu Asada, Tomoko Uemura, Takami Yurugi-Kobayashi, Mitsunori Shiroishi, Tatsuro Shimamura, Hirokazu Tsujimoto, Keisuke Ito, Taishi Sugawara, Takanori Nakane, Norimichi Nomura, Takeshi Murata, Tatsuya Haga, *So Iwata, and *Takuya Kobayashi (2011) Evaluation of the Pichia pastoris expression system for the production of GPCRs for structural analysis; Microb. Cell Fact., 10, 24 (1-13)
Miyuki Kawano-Kawada, Hiroko Takahashi, Kazuei Igarashi, Takeshi Murata, Ichiro Yamato, Michio Homma, and *Yoshimi Kakinuma (2011) Significance of the glutamate-139 residue of the V-type Na+-ATPase NtpK subunit in catalytic turnover linked with salt tolerance of Enterococcus hirae; J. Bacteriol. 193, 3657-3661
Suhaila Rahman, Satoshi Arai, Shinya Saijo, Ichiro Yamato, and *Takeshi Murata (2011) Sarkosyl is a good regeneration reagent for studies on vacuolar-type ATPase subunit interactions in Biacore experiments; Anali. Biochem., 418, 301-303
Kenji Mizutani, Misaki Yamamoto, Kano Suzuki, Ichiro Yamato, Yoshimi Kakinuma, Mikako Shirouzu, John E Walker, Shigeyuki Yokoyama, So Iwata, and *Takeshi Murata (2011) Structure of the rotor ring modified with N,N-dicyclohexylcarbodiimide of the Na+-transporting vacuolar ATPase; Proc. Natl. Acad. Sci. U. S. A., 108, 13474-13479
Min Zhou, Nina Morgner, Nelson P. Barrera, Argyris Politis, Shoshanna C Isaacson, Dijana Matak-Vinković, Takeshi Murata, Ricardo A. Bernal, Daniela Stock and *Carol V. Robinson (2011) Mass Spectrometry of intact V-type ATPases reveals bound lipids and the effects of nucleotide binding; Science, 334, 380-385
Shinya Saijo, Satoshi Arai, Khandoker M. M. Hossain, Kano Suzuki, Ichiro Yamato, Yoshimi Kakinuma, Yoshiko Ishizuka-Katsura, Noboru, Ohsawa, Takaho Terada, Mikako Shirouzu, Shigeyuki Yokoyama, So Iwata, and *Takeshi Murata (2011) Crystal structure of the central axis DF complex of V-ATPase; Proc. Natl. Acad. Sci. U. S. A., 108, 19955-19960
Tomoya Hino, Takatoshi Arakawa, Hiroko Iwanari, Takami Yurugi-Kobayashi, Chiyo Ikeda-Suno, Yoshiko Nakada-Nakura, Osamu Kusano-Arai, Simone Weyand, Tatsuro Shimamura, Norimichi Nomura, Alexander D. Cameron, Takuya Kobayashi, Takao Hamakubo, *So Iwata & *Takeshi Murata (2012) G-protein-coupled receptor inactivation by an allosteric inverse-agonist antibody; Nature, 482, 237-240
（2）卒業研究、大学院修士および博士論文修了指導人数
卒業研究（理学士） 1 大学院修士 4 大学院博士 0
（3）国際会議出席と招待リスト
＜招待講演＞
村田武士 V1-ATPaseの結晶構造から見えてきた回転メカニズム、第11回日本蛋白質科学会ワークショップ、大阪、2011年6月９日
村田 武士, 日野 智也, 荒川 孝俊, 岩成 宏子, 小林 貴美, 寿野 千代, 名倉 淑子, 新井 修, 島村 達郎, 野村 紀通, 小林 拓也, 浜窪 隆雄, 岩田 想 機能性抗体によるGPCR不活性化の分子メカニズム、第84回生化学会 シンポジウム、京都、2011年9月24日
村田武士 ヒト膜受容体のX線結晶構造解析、第４４回よこはまNMR構造生物学研究会「膜タンパク質および生体膜関連試料の機能•構造解析」、横浜、2012年3月14日
（4）教育業績 （自己申告、テキストの作成など、授業の工夫など）
① 千葉大学理学部１年次対象「化学基礎セミナー」 ２単位
② 千葉大学理学部２年次対象「細胞生化学」 ２単位
③ 千葉大学理学部４年次対象「卒業研究」（１名） ６単位
④ 千葉大学大学院理学研究科修士過程対象「生化学特論」 ２単位
⑤ 千葉大学大学院理学研究科修士過程対象「基礎生化学」 ３コマ
（5）学会、国、県などへの協力，地域・社会と連携した教育・研究活動など
＜学会委員＞
平成２３年度生物物理学会分野別専門委員
＜学会発表＞
日野智也、松本悠史、 永野真吾、杉本宏、 福森義宏、村田武士、岩田想、城宜嗣 緑膿菌由来一酸化窒素還元酵素の結晶構造解析、第11回日本蛋白質科学会若手奨励賞シンポジウム、大阪、2011年6月9日
古谷祐詞、村田武士、神取秀樹 全反射赤外分光法によるV型ATPaseのNa+およびLi+イオン結合解離に伴う構造変化解析、第11回日本蛋白質科学会、大阪、2011年6月７日
Takeshi Murata Crystal structure of V1-ATPase from Enterococcus hirae、 Gordon Research Conference in Molecular and Cellular Bioenergetics、 New Hampshire（アメリカ）, 2011年6月30日
小笠原 諭, 日野 智也, 荒川 孝俊, 小笠原 かほり, 寿野 千代, 野村 紀通, 島村 達郎, 小林 拓也, 村田 武士, 岩田 想 膜蛋白質の構造・機能解析を目指したモノクローナル抗体作製技術の開発、第84回生化学会 シンポジウム、京都、2011年9月24日
日野 智也, 松本 悠史, 永野 真吾, 杉本 宏, 福森 義宏, 村田 武士, 岩田 想, 城 宜嗣 緑膿菌由来膜タンパク質一酸化窒素還元酵素の抗体を用いた結晶化と構造解析、第84回生化学会 シンポジウム、京都、2011年9月24日
野村 紀通, 日野 智也, 野村 弥生, 安部 仁美, 名倉 淑子, 荒川 孝俊, 岩成 宏子, 新井 修, 村田 武士, 小林 拓也, 浜窪 隆雄, 島村 達郎, Drew David, 岩田 想 膜蛋白質のX線結晶構造解析を支援する抗体工学技術の確立、第84回生化学会 シンポジウム、京都、2011年9月24日
新井 聡史, 西條 慎也, 山登 一郎, 柿沼 喜己, 石塚 芳子, 寺田 貴帆, 白水 美香子, 横山 茂之, 岩田 想, 村田 武士 腸内連鎖球菌由来V-ATPaseのNtpA3-B3複合体の構造と非対称性形成機構、第84回生化学会、京都、2011年9月22日
西條 慎也, 新井 聡史, 山登 一郎, 柿沼 嬉巳, 石塚 芳子, 寺田 貴帆, 白水 美香子, 横山 茂之, 岩田 想, 村田 武士 Enterococcus hirae由来V 1 -ATPaseの結晶構造解析、第84回生化学会、京都、2011年9月22日
森 永伍, 水谷 健二, 鈴木 花野, 新井 聡史, 西條 慎也, 山登 一郎, 石塚 芳子, 寺田 貴帆, 白水 美香子, 横山 茂之, 岩田 想, 村田 武士 AMP-PNPが1分子結合した腸球菌A3B3 複合体のX線結晶構造解析、第84回生化学会、京都、2011年9月22日
田村 愛美, 水谷 健二, 日野 智也, 山本 三沙岐, David Drew, 岩田 想, 村田 武士 進化工学的手法によるヒト糖輸送体(GLUT)の高発現変異体の作製、第84回生化学会、京都、2011年9月22日
鮫島 大志郎, 水谷 健二, 日野 智也, 山本 三沙岐, David Drew, 岩田 想, 村田 武士 進化工学的手法によるGPCRの高発現変異体のスクリーニング、第84回生化学会、京都、2011年9月22日
荒川 孝俊, 小林 貴美, 岩成 宏子, 日野 智也, 名倉 淑子, 波多江 日成子, 隈 博幸, Cameron Alexander, 浜窪 隆雄, 濱崎 直孝, 岩田 想, 小林 拓也, 村田 武士 赤血球膜陰イオン交換輸送体(eAE1)膜ドメインの構造解析に向けた抗体の利用、第84回生化学会、京都、2011年9月22日
山本 三沙岐, 水谷 健二, 山登 一郎, 石塚 芳子, 寺田 貴帆, 白水 美香子, 横山 茂之, 岩田 想, 村田 武士 ヒトV-ATPaseの中央回転軸のX線結晶構造解析、第84回生化学会、京都、2011年9月23日
水谷 健二, 鈴木 花野, 新井 聡史 , 西條 慎也, 山登 一郎, 石塚 芳子, 寺田 貴帆, 白水 美香子, 横山 茂之, 岩田 想, 村田 武士 ヌクレオチド非存在下で得られた腸球菌由来V1-ATPaseの結晶構造、第84回生化学会、京都、2011年9月23日
鈴木 花野, 水谷 健二, 新井 聡史, 西條 慎也, 山登 一郎, 石塚 芳子, 寺田 貴帆, 白水 美香子, 横山 茂之, 岩田 想, 村田 武士 腸球菌由来ヌクレオチド結合型V1-ATPaseのX線結晶構造解析、第84回生化学会、京都、2011年9月23日
橋本 直記, 須藤 雄気, 水谷 健二, 森 永伍, 今田 勝巳, 本間 道夫, 村田 武士 センサリーロドプシンI(SRI)の結晶構造解析、第84回生化学会、京都、2011年9月23日
山本三沙岐、水谷健二、山登一郎、石塚芳子、寺田貴帆、白水美香子、横山茂之、岩田想、村田武士 ヒトV型ATPaseの中央回転軸のX線結晶構造解析、第37回生体エネルギー研究会、京都、2011年12月21日
水谷健二、山本三沙岐、山登一郎、柿沼喜己、白水美香子、John E. Walker、横山茂之、岩田想、村田武士 DCCD結合型V-ATPaseローターリングの構造によって明らかになったNa+非結合状態のローターリング、第37回生体エネルギー研究会、京都、2011年12月21日
村田武士、新井聡史、西條慎也、鈴木花野、水谷健二、柿沼喜己、石塚芳子、大沢登、寺田貴帆、白水美香子、横山茂之、岩田想、山登一郎 V1-ATPaseのX線結晶構造解析、第37回生体エネルギー研究会、京都、2011年12月22日
（6）特許（発明者名，発明の名称，出願日，出願番号，整理番号等）
小笠原諭、日野智也、島村達郎、荒川孝俊、万木貴美、寿野千代、村田武士、小林拓也、岩田想；アゴニストの親和性を亢進する抗ヒトアデノシンＡ２ａ受容体モノクローナル抗体、H24.03.06、特願2012-49812号
（7）その他
＜新聞発表＞
日本経済新聞 2012年1月30日 「新薬のカギ『膜たんぱく質』結晶化し構造解析」
化学工業日報 2012年1月30日 「Gたん白質共役型受容体 結晶立体構造解析に成功 薬剤設計の基盤技術に」
日刊工業 2012年1月30日 「Gたんぱく質受容体 結晶作製手法を開発 創薬研究の進展期待」
日経産業新聞 2012年1月30日 「抗体で膜たんぱく質結晶 新薬開発に応用も」
経バイオテクONLINE 2012年1月30日 「京大、千葉大、GPCRに結合する抗体を作製する技術を開発、アデノシンA2a受容体の結晶構造を解明」
読売新聞(夕刊) 2012年1月30日 「パーキンソン病 新薬に道 発症に関係 受容体解析」
薬事日報 2012年2月3日 「抗体用いGPCR結晶化 新たな薬剤の設計が可能に」
＜紹介記事＞
サイエンス誌に載った日本人研究者 2012年２月 「質量分析によって明らかになったV型ATPase複合体の結合脂質と核酸結合の効果」64ページ
RIKEN RESEARCH (JANUARY 2012) Vol. 7 No. 1, 11, Deciphering the mechanism of an ion pump
RIKEN RESEARCH (APRIL 2012) Vol. 7 No. 4, 11, Another piece of the ion pump puzzle